パラメータこんにちはhmsn_stsです.
この記事は,マイクロマウス Advent Calendar 2021 - Adventarの21日目の記事です.
昨日はYさんの”ショートカット走行中の自己位置推定について”でした.自分はマイクロマウス競技に参加しているので壁トレースに何か使えないかなぁと妄想を膨らませていました.
--ここからが本題--
今回はkkpmoでギヤが届くまでにものすごーく時間がかかったお話です.
マイクロマウス界隈でよく使われるギヤはモジュール0.5か0.3だと思います.m0.5のギヤはタミヤのギヤボックス等,比較的入手しやすいと思います.しかしm0.3の入手はハードルが上がってしまいます.入手先としてはミスミの加工部品もしくはkkpmoになります.ミスミについては個人で利用するのが難しいため結果的にkkpmoを利用することになります.
kkpmoはポーランドにある会社です.
kkpmoで配送方法をFlat lateにするとDeutsch Postを経て日本国内の配送業者(ヤマト,佐川,日本郵政)にわたって商品が到着します.
そこで,いつも基板を発注(Fusion PCB)するときに使う住所の書き方
※〇〇 〇(丁目)-〇(番地)-〇〇(号)-〇〇〇(部屋番号),〇〇-Ku,〇〇(市),〇〇(県)
でやっていたら...→2ヵ月たっても届かない...
kkpmoの問い合わせフォームから発注IDを送ると...
→発送済み...(えっなんで!?まだ来てないが...)
メールを送り、追跡番号が送られたのでこれをDHLのサイトや日本郵政の追跡サイトで確認すると...
「住所に不備あり」 → ...えっ!?
自分が住んでいる福岡の郵便局まで来ているのに送り返されていることが判明...
電話でDHLや日本郵政の集配所に電話してもどうにもならないということだったので
あきらめることにしました.(この時点で10月か11月...)
しかし年明け,こんなメールが...
「商品送ってほしい? 改めて住所を送って.」的なメール
いやぁ,正直泣きそうになりましたね.
5000円分の商品、学生にとっては大金です.
建物の名前(ローマ字)#〇〇〇(部屋番号)
〇〇 〇(丁目)-〇〇(番地)-〇〇(号)-〇〇〇(部屋番号),〇〇-Ku,〇〇-City(市),〇〇(県)
で送り返しました.(もちろん郵便番号も送っています.)
そして3月
my new gear!(発注から8ヶ月かかって届きました!) pic.twitter.com/yBfyD5CV23
— hmsn_sts (@hamasuna_satosh) 2021年3月19日
やっと商品が届きました.
で郵便物の住所を見ると,なぜか丁目番地号が後ろに...(ほんとなんで!?)
中の書類はメールで送った住所になっていました.
Dutche Postの処理があれなのか?よくわかりませんがこれが届かなかった原因ですかね?
届くまでに約半年...
ということで今回学んだことは
ちゃんと建物の名前も含めきちんと住所を書きましょう.
今回のような件の対策として,kkpmoを利用しないという考えもあります.
例えば...
1.アラオカを利用する.
2.dmm3dプリントを利用する.
3.ショップ(RTロボットショップ、ミスミ...)で購入
4.自作する.
といったことが挙げられます.
アラオカで発注するときはメール等でやり取りが必要ですが,かなり精度よく作っていただけます.ただし,学生にとっては少しお高い. (ギヤ付きホイールなら一つ,4000円~のイメージ.オーダーメイドで作っていただいているのでかなり良心的な値段らしいです.by K峰さんより...)
dmm3dプリントで作成したギヤは埃が歯の間につきやすい印象が個人的にありまが、使えないことはありません.また,ピニオンギヤや特定の歯数のm0.3ギヤであればrtロボットショップ,インドアエアプレーン等からでも購入できますし,CNCがあれば自作するといったことも挙げられるでしょう.
明日はSHIMOTORIさんの「GazeboとSimulinkでロボトレーサをシミュレーションする話」です.個人的にマイクロマウスを”モデルベース”で開発したいと思っているのでとても興味のあるお話!楽しみです.